生放送にハプニングはつきものだが、米フロリダ州タンパベイの自宅で先月末、天気予報を伝えていたはずの画面が気象予報士の飼い犬によってハイジャックされ話題となっている。この放送の様子はSNSでシェアされ、『FOX 13』『Orlando Weekly』などが伝えて拡散した。
フロリダ州タンパのテレビ局『FOX WTVT』に勤める気象学者ポール・デェガットさん(Paul Dellegatto)が先月末、自宅から生放送で天気予報を伝えていたところ思わぬハプニングに見舞われた。
書斎で腰を下ろし真剣な面持ちでカメラを見つめていたポールさんは、フロリダ州の地図を使って気温や湿度の説明をしていたが、そこに登場したのがオスのゴールデン・レトリバー“ブロディ(Brody)”であった。
突然の乱入者に動揺した様子のポールさんは、ブロディに膝の上に載るように促すとカメラに向かってこう述べた。
「テレビ画面の地図は動かなくなってしまったんだ。たった今、ブロディが頭でコンピュータを倒しちゃったんだよ。だからこれから(天気を)口頭で説明させてもらうよ。」
ポールさんはブロディのお腹を撫でながら天気の解説を続けるが、ブロディはポールさんのすぐそばに顔を近づけ「生放送だろうがそんなこと全く関係ないね」といった様子で寛いでいる。ポールさんは解説の合間に「(コンピュータを倒したのは)賢いとは言えないね」と説教しているが、