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writer : ac

【海外発!Breaking News】摘出した心臓を真空パックで保存する29歳女性、「臓器移植は希望!」と思いを語る(NZ)<動画あり>

心臓が手元に戻ってきたのは手術から10か月後のことだったという。そしてそれ以降、古い心臓を真空パックにしてクローゼットの中に保管、「他の国と違って、ニュージーランドでは摘出した心臓をキープすることが可能なのです。保管している心臓はまるで、クッキー生地のようなんですよ」と笑い、こう続けた。

「実は心臓の重さは通常、約200~280グラムで握りこぶしほどの大きさです。でも私の場合は、その約3倍の650グラム近くもあったのです。心臓が弱り肥大したためで、私の心臓病がいかに深刻であったかを象徴しているのです。」

これまで200回以上の手術を受けてきたジェシカさん(画像は『jessica.elenanz 2022年10月14日付TikTok「Introducing myself & my siblings lol」』のスクリーンショット)

ちなみにジェシカさんの胸から腹部には手術の傷痕がたくさん残っているが、「手術の傷は誇り。傷を人に見せることを躊躇することはありません」と語る。ジェシカさんは現在、自身の古い心臓をSNSで披露し、臓器移植についての質問に答えたり、臓器移植の大切さについて訴える活動をしており、「良いことも悪いことも含め、私の生の経験をシェアすることで、心臓病がどれほど深刻であり、人生にどれだけ大きな影響を与えるのかを知ってもらえれば嬉しい」と述べている。

真空パックにしたクッキー生地のような心臓(画像は『jessica.elenanz 2022年10月14日付TikTok「Introducing myself & my siblings lol」』のスクリーンショット)

ただSNSには「心臓を保管しているなんて気持ち悪い。いったいどんな奴なんだ」「新しい心臓を手に入れたということは誰かが死んだということだよね?」などといったネガティブなコメントが絶えないそうで、ジェシカさんは熱い思いをこう吐露した。

「嫌なことを言ってくる人は、私のそれまでの病気との闘いを知らないだけだと思います。だから私のこれまでの経緯を知って欲しいのです。」

「一方で、心臓病の子を持つ親が『あなたは私たち家族の希望よ』とコメントしてくることもあり、そんな言葉を励みにしています。だって私は、そういう人のために自分の経験をシェアしているのだから…。」

「私もそうでしたが、臓器移植を受ける人は必ず、恐怖を感じて怯んでしまう時があると思います。でもそんな時こそ、どんな小さなことでもいいからポジティブに考えることが大切なのです。なぜならその姿勢が、最終的にはいい結果につながるのですから。私はそうして生き続け、新しい心臓で素晴らしい第二の人生を手に入れたのです。」

摘出されたジェシカさんの心臓(画像は『jessica.elenanz 2022年7月2日付TikTok「#duet with @instituteofhumananatomy」』のスクリーンショット)

そしてそんなジェシカさんには「なんて勇敢な女性なのだろう」「あなたはインスピレーション」「臓器移植は命の贈り物! 私も救われた一人」「強い気持ちを持ち続けて欲しい」「移植前とは全く別人のよう。輝いていて素敵だと思う」といったコメントが寄せられている。

画像は『Jessica 2022年5月1日付Instagram「The change is surreal」、2021年10月15日付Instagram「(Real conversation iv had with someone I hardly know)」』『jessica.elenanz 2022年10月14日付TikTok「Introducing myself & my siblings lol」、2022年7月2日付TikTok「#duet with @instituteofhumananatomy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

手術の傷痕は誇りというジェシカさん(画像は『Jessica 2021年10月15日付Instagram「(Real conversation iv had with someone I hardly know)」』のスクリーンショット)

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