「確かに仕事に対する集中力は凄いよね」と褒めてくれた。しかし「あなたって、こういうところがあるよね」と福田はある症候群の名を口にしたのでネットで調べてみると、特徴として「人の気持ちが分からない」との記述があった。この10年間、自分を変えようと努力して頑張ってきたのだが、一番身近にいる妻からは「性根の部分は変わっていない」と思われていることに中田はガッカリしたそうだ。

福田と結婚する1年ほど前、NHKが中田敦彦を密着取材したことがある。この番組のディレクターは中田の幼なじみで、藤森とコンビを組む前に一緒にお笑いの世界を目指していた時の元・相方である。彼は「自分は芸人を諦めテレビ製作の道を選んだが、友人であることに変わりがない」とずっと思っていたが、中田は「自分に利益があるかどうかが、人付き合いの基本」「密着取材を受けたのは、“NHKディレクター”という肩書きがあったから」とカメラの前で言い放ち、ディレクターを唖然とさせていた。落ち込んだ彼に、藤森は「まぁ～ね、それを露骨に出すヤツだからね」と笑って慰めていたものだ。

中田敦彦が今も変わらず「人の感情を読めない」「人の気持ちが分からない」タイプだとしても、相方の藤森慎吾と妻の福田萌はそれも彼の魅力だと受け入れてともに歩んできたのかもしれない。

画像4枚目は『若林正恭　2022年9月28日付Instagram「もう10年来の仲になるのか」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　みやび）