海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】約3トンの超巨大マンボウ ギネス記録を400キロ以上も上回る(ポルトガル)

今回のマンボウは体長に関しては標準サイズであることが分かる。

しかし驚くべきは体重だ。今回のマンボウは6049ポンド(2744キロ)と最大値を200キロ以上も超えていた。この重さは硬骨魚(魚類の大部分が属する分類)において最大であることも判明。これまで世界最重量の硬骨魚としてギネス世界記録に認定されたのは1996年に千葉県鴨川市沖で発見されたマンボウで、重さは5070ポンド(約2300キロ)だった。

大西洋地域の環境保全研究や教育を行う非営利団体「Atlantic Naturalist Association」に所属する海洋生物学者で、今回の研究の筆頭筆者を務めたホセ・ヌーノ・ゴメス=ペレイラさん(José Nuno Gomes-Pereira)は、ギネス世界記録より400キロ以上も重い今回のマンボウについて「雄大な標本でした。死骸の写真だけではこのマンボウが水中でどれほど素晴らしい姿をしていたか分からないですよ」と興奮しながらも生きた姿を見られなかったことを悔いていた。

このマンボウの死因は明らかになっていないが、頭部の一部に赤い塗料が付いた円筒形のへこみができていたと言い、船の底部にある竜骨と呼ばれる部分に衝突したものと推測されている。

海面に漂っているところを発見され港に引き上げられた(画像は『New York Post 2022年10月17日付「Holy Mola: 3-ton ‘Hummer-sized’ sunfish sets record for biggest fish ever」(Jam Press/Atlantic Naturalist Association)』のスクリーンショット)

ちなみに今年5月には、カンボジアのメコン川で180キロの巨大エイを漁師が釣り上げ、大きすぎるその姿が注目を集めていた。

画像は『New York Post 2022年10月17日付「Holy Mola: 3-ton ‘Hummer-sized’ sunfish sets record for biggest fish ever」(Jam Press/Atlantic Naturalist Association)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

発見時には既に絶命していた(画像は『New York Post 2022年10月17日付「Holy Mola: 3-ton ‘Hummer-sized’ sunfish sets record for biggest fish ever」(Jam Press/Atlantic Naturalist Association)』のスクリーンショット)

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