今月4日、カンボジアのメコン川にて180キロの巨大なエイが釣り上げられ大きな話題を呼んでいる。エイは尾の部分だけで2メートルもあり、全長は4メートルに達していた。絶滅危惧種に指定されたこのエイが発見されたことで、同地域の生態系を調査している専門家らも関心を寄せており「さらに大きくなる可能性がある」と推測しているという。『Phnom Penh Post』などが伝えた。
カンボジア北部ストゥントレン州のコー・プレアー村にて今月4日、地元漁師であるコーン・ソピアップさん(Korn Sopheap)の釣り竿に巨大な雌のエイがかかった。コーンさんによると、水中に投げ入れた釣り糸の先にあったエサにエイが食いついたという。
当時の現場を目撃した河川警備員のシン・パイセスさん(Sin Piseth)は「コーンさんがエイを釣り上げたことを確認した後、エイは針に引っかかったまま川の中にもぐってしまったので村人に助けを求めました。村人たちがやって来てエイを川岸に引き上げました」と当時を振り返った。
8人がかりでエイを引き上げ、その大きすぎる姿に驚いた村人たちは河川警備隊に連絡し、メコン川の自然環境調査を行う米ネバダ大学リノ校が率いるプロジェクト「Wonders of the Mekong」に応援を要請した。同プロジェクトの調査員がエイの詳細を調べると、