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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】180キロの巨大エイ、カンボジア・メコン川で漁師が釣り上げる<動画あり>

このエイは幅1.85メートル、尾の部分は2メートル、全長は4メートル近くもあった。また重量は約180キロもあり、これは雄ライオンと同等の重さとなる。

このエイは“ヒマンチュラ・チャオプラヤ(giant freshwater stingray)”という種類で、同プロジェクトのディレクターであるゼブ・ホーガンさん(Zeb Hogan)によると、世界最大のかつ最重量の淡水魚一種であるという。絶滅危惧種でもある今回のエイを捉えた写真を見てみると、尾の部分は周囲にいる人々よりも長く、大きな円状の体もかなり大きい。エイは計測を受け終えると、個体識別用のラベルを付けて川にかえされた。放流の瞬間を捉えた動画には、大きなヒレを動かして水面を泳いでいく巨大なエイの姿が映っていた。

同プロジェクトのスタッフによると、同地域の漁師たちは今回と同様の釣り竿や糸、釣り針を使って魚を釣り上げており、この地域に生息するエイが釣り針にかかってしまうことが時折あるそうだ。過去には30~40キロのエイが捕獲された記録が残っており、このエイもすぐに川に放流されたという。

大きな体を持つヒマンチュラ・チャオプラヤだが、これまで捕獲した報告がほとんど上がっていないため個体数などの詳細はいまだ明らかになっていない。記録に残っているメコン川最大の生物は、2005年にタイで捕獲された293キロのメコンオオナマズ(Mekong giant catfish)だ。ゼブさんはヒマンチュラ・チャオプラヤのような淡水に生息するエイは、これよりも大きくなる可能性があると推測している。

なお今年3月にはカナダの川で推定100歳の巨大チョウザメが発見され、大きな話題を呼んでいた。

画像は『Phnom Penh Post 2022年5月9日付「Fisherman accidentally hooks giant freshwater ray in Mekong」(WONDERS OF THE MEKONG)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

計測後は川に放流されたというエイ(画像は『Phnom Penh Post 2022年5月9日付「Fisherman accidentally hooks giant freshwater ray in Mekong」(WONDERS OF THE MEKONG)』のスクリーンショット)

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