釣り人が釣果を披露しているのかと見紛うような魚たちの写真。片手には収まりきらないほどの大きさのこの魚、実は金魚だという。ペットとして飼育されていた金魚たちが湖に捨てられた結果、大きく成長したものだ。一部の地域では個体数が急激に増えたことで湖の生態系を脅かす問題にまで発展しており、「安易に湖に放流しないで」と警鐘を鳴らしている。『CBS News』などが伝えた。
米ミネソタ州バーンズビル市は今月10日、公式Facebookにて「ペットの金魚を池や湖に放流することは止めてください。金魚たちはあなたの想像以上に大きくなるのです」と綴り、市が抱える問題を訴えた。
同市は隣接するアップルバレー市と、コイの管理における問題解決を専門に扱う会社「Carp Solutions」と協力し、ケラー湖にいる金魚やその他の魚の個体数を調査した。最近ではこの湖で「巨大な金魚の群れがいる」という目撃情報が相次いでおり、今回の調査に踏み切ったようだ。
「写真の金魚たちは、今回の調査で捕獲されたものです。ペットの金魚を近くの池や湖に放つことはせず、責任を持って飼育できる友人や近所の人に譲るなど他の方法を見つけてあげてください。」
そのように締めくくられた投稿には、両手で巨大な金魚を抱える写真もアップされていた。この投稿を見たユーザーからは、「本当にこれって金魚なの? こんなに大きくなるなんて知らなかった」「金魚って環境に合わせて大きくなるって聞いたことがあるよ」など驚きの声があがっている。
なお金魚の放流による影響は、