医師からは母子の命を救うために緊急帝王切開を行う必要があると告げられたという。
そして9月15日、出産予定日より10週間ほど早く体重4ポンド(約1814グラム)のキャッシュ君が誕生した。この日は偶然にもペイトンさんの誕生日だった。
出産後、医師から高血圧を主症状とする命に関わる深刻な妊娠合併症である「子癇前症」を発症していたことを告げられたペイトンさんは、キャッシュ君を産んだメソジスト産婦人科病院(Methodist Women’s Hospital)の別の階に1週間入院し治療を受けたそうだ。
そんな彼女は、出産を機に自分の体の声に耳を傾けるようになったとしてこのように述べている。
「私はこれまで病院に行くことがあまり好きではありませんでした。でもそんなことは言っていられないことが今回の出産でよく分かったんです。私は高血圧でとても怖い思いをしました。もしあの時入院していなかったら、おそらく週末を乗り切ることはできなかったでしょう。」
また彼女のパートナーであるトラビス・コースターズさん(Travis Koesters)は、今回の急な出産についてこう語っている。
「入院が必要だと言われたその日の夜に、ペイトンは出産することになりました。私たちはいつか子供が欲しいと思っていましたが、一夜にして突然親になったという感じです。でも実際に抱っこしたり、ミルクをあげていると実感が湧いてきました。キャッシュは紛れもなく私たちの赤ちゃんなのです。」
なお誕生から1か月ほど経ったキャッシュ君は体重も増え、順調に成長しているそうだが、現在のところ退院の目処は立っていないとのことだ。
画像は『New York Post 2022年10月11日付「Nebraska woman gives birth just 48 hours after she realized she was pregnant」(KETV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)