インドネシアの動物園にて今月6日、来園者の男性が柵を飛び越えてオランウータンの檻に近づいたところ、脚を掴まれて引きずり込まれそうになる事故が発生した。オランウータンの握力は力強くなかなか離れることができなかったが、最終的に逃げ出すことができたという。男性とオランウータンの双方にケガはなかったものの、大事故に繋がった可能性もあったことを『Metro』などが伝えている。
このほどオランウータンに襲われたハサナル・アリフィンさん(Hasanal Arifin、19)は今月6日午後、インドネシア・スマトラ島リアウ州にある動物園「Kasang Kulim Zoo」を訪れていた。ハサナルさんは動物と一緒に動画を撮ろうとしたようで、オランウータンの“ティナ(Tina)”がいる檻に近づいた。
ティナがいる檻の手前にはコンクリートの囲いがあり、近づき過ぎないように警告する看板も立てられている。しかしハサナルさんはギリギリまでティナに近づきたいと思ったのか、コンクリートの囲いを乗り越えてティナの目の前まで進んだ。
当時の様子を捉えた動画には、ティナと交流を試みようと手を伸ばすハサナルさんの姿が映っており、「檻の中にいるから大丈夫」と思っていたのかハサナルさんからは余裕が感じられる。しかし次の瞬間、