ロンドンのグレンフェル・タワー火災から5年が経つ現地時間14日、ウィリアム王子とキャサリン妃が追悼式典に出席した。夫妻はメッセージとサイン入りの花輪を供え、2017年にロンドン西部に建つ高層住宅ビルで発生した大火災による犠牲者を偲んだ。
2017年6月14日、24階建ての高層住宅マンション「グレンフェル・タワー」が炎に包まれ、72人の犠牲者を出すという悲劇が起こった。
あれから5年が経つ現地時間14日には追悼式が行われ、ウィリアム王子とキャサリン妃が出席した。セレモニー式が開始する前には、夫妻が非公開で火災の生存者や大切な人を失った人々と対面した。
追悼式は生存者と遺族による団体「グレンフェル・ユナイテッド(Grenfell United)」が主催しており、同団体はこのような悲劇が二度と繰り返されないよう、被災者に対する心のケアや家族への支援活動を行っている。
セレモニーは廃墟となったタワーの足元で開催され、祈りや朗読、聖歌隊の合唱などによる多宗教の礼拝が執り行われたほか、72人の犠牲者を偲ぶ72秒間の黙とうが捧げられた。
英メディア『Daily Mail Online』によると、ウィリアム王子夫妻は沈痛な面持ちで礼拝に参列し、セレモニーの最後には夫妻からのメッセージとサイン入りのカードを添えた白い花輪を供えた。夫妻は頭を下げて追悼の祈りを捧げた後、