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writer : hanako

【海外発!Breaking News】ビーチでサメに襲われた8歳男児、脚を噛まれるも顔面パンチで撃退(タイ)

体長80~120センチほどの肉食魚バラクーダ(オニカマス)に噛まれたのではないかと疑っていた。しかし海洋およびサメの専門家が傷痕を調べた結果、噛まれたのはアンダマン海に多く生息するブラックチップリーフシャークかオオメジロザメのどちらかだと断定された。

「プーケット海洋生物センター(Phuket Marine Biological Centre)」の所長であるコンキアット・キティワッタナウォン博士(Dr Kongkiat Kittiwattawong)は、次のように述べている。

「傷を確認すると上下の歯が両方とも使われていることが分かりました。これは間違いなくサメによるものです。今は繁殖期でサメは非常に凶暴です。餌を求めてやってきたサメはナパト君の脚を魚と間違えて噛みついたのかも知れませんね。通常は魚を餌とするサメですが、彼の脚が食べ物でないことが分かったので再び攻撃することはありませんでした。ナパト君はサメが襲ってきた時に顔を殴ったそうですから本当に勇敢です。」

海で一緒に泳いでいたナパト君と父親(画像は『The Daily Star 2022年5月4日付「Boy, 8, punches shark in the face to survive horror beach attack」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット)

この事故を受けて、カマラ地区警察は現場近くに警告標識を設置した。また監視員を配置することで観光客の安全確保に努めているという。

なおサメ被害の情報サイト「Shark Attack Data」によると1966年以降、タイでサメに攻撃される事故は11件発生しており、そのうち2件は致命的なものだったと公表されている。

画像は『The Daily Star 2022年5月4日付「Boy, 8, punches shark in the face to survive horror beach attack」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

右ふくらはぎに傷を負ったナパト君(画像は『The Daily Star 2022年5月4日付「Boy, 8, punches shark in the face to survive horror beach attack」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット)

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