英マンチェスター空港では今月に入ってから搭乗者のチェックインや保安検査に行列が発生し、飛行機に乗り遅れる人が出たり、バゲージクレームではスーツケースが散乱するなど大変な状況となっている。利用者らは「このような事態は受け入れ難い」と空港の対応を非難しているという。『LADbible』などが伝えた。
イギリス国内で3番目に大きな空港であるマンチェスター空港では、今月17日のイースター(復活祭)に向けて帰省や旅行のため多くの利用者が訪れている。しかし同空港では新型コロナウイルス感染などによる欠勤者が増加したことでスタッフ不足が深刻化しており、殺到する利用者に対応しきれずチェックインカウンターや保安検査場には長蛇の列が発生している。イギリス国内の他の空港でも同様にスタッフ不足や行列が見られるが、マンチェスター空港の混雑具合が特にひどく多くのメディアに取り上げられた。
今月2日に同空港を利用したアリソン・アンウィンさん(Alison Unwin、60)は、バゲージクレームで自分の荷物を回収するのに2時間以上も待つ羽目になったという。
「これは本当に受け入れ難いことです。スーツケースがそこら中にあり、昨日の日付が書かれたタグが付いたものもありましたね。その気になれば盗むこともできる状態でしたよ。スーツケースの他にもベビーカーやチャイルドシート、ゴルフクラブなども昨日から放置されていて、その荷物に関して責任を持って管理している人はいませんでした。」
他にもチェックイン手続きのため3~4時間も待たされて搭乗時間に間に合わず、飛行機に乗れなかった人も出た。空港では人手不足ながらもスタッフらが懸命に仕事をこなしているが対応しきれず、利用者とスタッフが涙している姿も目撃されたという。
保安検査場の様子を映した動画には、