アメリカ在住のある女性が動けなくなるほどの激しい腹痛に襲われ、母親に連れられて病院へ駆け込んだ。すると妊娠が判明し、腹痛だと思っていたのは陣痛だったことが明らかになった。女性はお腹が膨らんでいなかったことから、妊娠していたことに全く気付いていなかったという。女性は大きなショックを受けて当初は事実を受け入れられなかったが、約1年が経った現在は子育てを楽しんでいるそうだ。女性の当時の心境を『Metro』などが伝えている。
米ミズーリ州在住のアビー・ヴォレットさん(Abby Vollet、22)は昨年3月30日に耐え切れないほどの腹痛を感じ、母親のシンディさん(Cindy、54)が急いで病院に連れて行った。
「最初はお腹が少し痛いくらいでした。しかしだんだん痛みが増して動けないほどになってしまいました」と当時の痛みを表現するアビーさんは、超音波検査で腹部を確認してもらうことになった。すると担当医師から妊娠しているという事実を告げられた。
アビーさんは妊娠に全く気付いていなかったそうで、体の不調から起こったと考えていた腹痛は陣痛であると分かった。アビーさんは「医師に『妊娠していて、子宮口も完全に開いている』と言われた時、『そんなことがあるはずない』と否定したのを覚えています」と明かしており、信じ難い事実に困惑したという。
それでも医師の判断により緊急帝王切開が行われ、20分後に娘のカラニちゃん(Khalani)が誕生した。出産前は妊娠20週前後とみられていたが、実際には妊娠35~37週だったことが分かった。
一般的な妊娠週数とほぼ変わらない期間、カラニちゃんをお腹に宿していたにもかかわらずつわりや体重増加はなく、生理も問題なく来ていたとアビーさんは話しており、さらにお腹も膨らんでおらず胎児がお腹を蹴ることがなかったので妊娠に気付くことができなかったという。医師はカラニちゃんが肋骨の内側に近い場所で成長していたことで、アビーさんのお腹の膨らみがなかったのだろうと推測している。
当時、学生だったアビーさんはアルバイトもこなして忙しく過ごしていた。無事に我が子が誕生したとはいえ、少しの心構えもすることなく母親になってしまったアビーさんは、