ザンビアとジンバブエの国境を流れるザンベジ川で先月30日、激流下り「ホワイトウォーターラフティング」に参加していた18歳の女性が体長約3メートルの巨大なワニ(クロコダイル)に襲われた。ツアーグループは休憩中で、女性はゴムボートの近くで泳いでいたところをワニに水中に引きずり込まれそうになったという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。
襲われたのはイギリスのハンプシャーに住むアメリー・オズボーンー=スミスさん(Amelie Osborn-Smith、18)で、学校の休みを利用して祖父母を訪ね、プロのガイドが主催するホワイトウォーターラフティングツアーに参加していた。
ザンベジ川のラフティングコースは、世界三大瀑布「ビクトリアフォールズ(ビクトリアの滝)」から水が勢いよく流れ込みスリリングで人気が高い。ツアーグループは11月30日の午後1時半頃、昼食をとるため流れが緩やかな場所にゴムボートを止めて休憩中で、アメリーさんはガイドに勧められて友人と一緒に川で泳いでいた。
目撃者によると、アメリーさんはボートに戻る途中でワニに足に噛まれ、水中に引きずり込まれそうになったものの、異変に気付いた男性が躊躇することなく水中に飛び込み、ワニに何度もパンチを食らわせたという。
ガイドやツアー客が次々と男性の後に続き、反撃を受けたワニは諦めて退散、アメリーさんはワニがひるんだ隙を見てボートに引き上げられた。
ある目撃者は「あれだけの攻撃を受けたのに彼女が生還できたのは幸運だった」と明かしており、