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writer : ac

【海外発!Breaking News】怒りに満ちた“マスト期”の雄ゾウ、6トンの巨体でサファリカーを襲う(南ア)<動画あり>

サファリカーが繁殖期のゾウの群れに近づきすぎたことを認めつつも「あのオスはちょうどマスト期でテストステロン(男性ホルモン)レベルが非常に高かったのでしょう。それが今回の攻撃的な行動につながったと思われます」と分析した。

専門家によると、マスト期とは中年から高齢のオスのゾウが生殖行動に駆り立てられて攻撃性が高まる時期で、数週間から数か月続くという。オスは通常単独で生活するが、マスト期に入ると強烈な臭いの尿をポタポタと出し、こめかみ付近の側頭腺からフェロモンを含んだ濃い液体を分泌させる。そして可能な限り多くのメスと交尾しようとし、テストステロンの値は通常の60倍にもなるそうだ。

ボンネットの上に乗る男性と、前方に見えるゾウ(画像は『The Mirror 2021年11月30日付「Six-tonne elephant smashes up safari truck as tourists flee for their lives」(Image: Pafuri/WhatsApp)』のスクリーンショット)

この事故を受け、セラティ・ゲーム・リザーブの統括マネージャーであるブライアン・ ハーヴェマン氏(Bryan Havemann)は「車は損傷しましたが、幸いなことに怪我人はいませんでした」と声明を発表し、「エコ・トレーニング」は事故に巻き込まれた人々にカウンセリングを行うことを約束した。

車から逃げる生徒ら(画像は『The Mirror 2021年11月30日付「Six-tonne elephant smashes up safari truck as tourists flee for their lives」(Image: Pafuri/WhatsApp)』のスクリーンショット)

ちなみに野生のアフリカゾウの寿命は60~70年と言われ、オスの肩高は大きい個体で4メートルに達し、短い距離なら時速40キロで走ることができる。2018年には南アフリカの野生動物保護区で、33歳のサファリガイドの男性がマスト期のオスに踏み潰されて死亡する事故も起きており、アフリカゾウに襲われた場合には、ジグザグに走ったり、木や大きな岩の後ろに隠れることが有効ということだ。

画像は『The Daily Star 2021年11月30日付「Sex-crazed elephant attacks safari car and rams it off road as students run in terror」(Image: @ItsGoingViral1/Jamie Pyatt)』『The Mirror 2021年11月30日付「Six-tonne elephant smashes up safari truck as tourists flee for their lives」(Image: Pafuri/WhatsApp)』『News24 2021年11月30日付「WATCH | Bull elephant rams into safari vehicle as students scramble to safety」(Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ゾウの攻撃で損傷を受けたサファリカー(画像は『News24 2021年11月30日付「WATCH | Bull elephant rams into safari vehicle as students scramble to safety」(Supplied)』のスクリーンショット)

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