チーズケーキにエサを与えて分娩を促した。するとその5分後に、さらに4匹もの子犬が産まれたのだ。
8匹だと思っていた子犬が全部で10匹も産まれてきた事実にステイシーさんは、「ダックスフントが10匹も妊娠できるなんて、思ってもいませんでしたよ」と驚愕している。
それぞれ200~230グラムの重さで産まれてきた子犬たちは、「まるで豆が飛び出してくるかのように出てきました」とステイシーさんは振り返った。
雄雌5匹ずつ生まれた子犬たちは、“エダム(Edame)”、“マンチェゴ(Manchego)”、“チェダー(Cheddar)”、“ブルー(Blue)”、“ウェンズリーデール(Wensleydale)”、“フィリー(Philly)”、“ブリー(Brie)”、“フェタ(Feta)”、“ペッパー(Pepper)”、“ベビーベル(Babybel)”と全員チーズにちなんだ名前をつけられた。
規格外の出産となったが母子ともに健康で、初めて愛犬の出産を経験したステイシーさんは安堵したという。しかしそれからの約8週間は、子犬たちに付きっ切りで世話をする目まぐるしい日々を過ごした。これは10匹の子犬の育児に追われるチーズケーキを休ませるための決断だったという。
「子犬たちには哺乳瓶で夜中にも3回ミルクを与えます。子犬たちの近くで眠り、体重は1日に2回はかります。毎日24時間子犬と向き合う生活を送るのです。」
10匹の子犬の世話は大変ながらも、ステイシーさんが懸命に取り組んだおかげで10匹全員が順調に大きくなった。そしてベビーベル以外の子犬には全て飼い主が決まり、ベビーベルはステイシーさんとチーズケーキの家族として生活していくことになった。
ステイシーさんは「まさか1人で全てを行うことになるとは思いませんでしたが、チーズケーキの出産を目の前にすると、私も2児の母親であるので本能的に何をすべきか分かりました。」
「子犬の小さな頭が出てくるのを見ることは、本当に素晴らしい経験でしたね。みんな可愛すぎてたくさん写真を撮ってしまったので、メモリーカードを追加で購入して全て保存できるようにしましたよ」と笑顔で語っていた。
画像は『Metro 2021年11月30日付「Cheesecake the dachshund gives birth to 10 puppies – double the average for her breed」(Picture: Mercury/Stacey Whiteley)』『TeamDogs 2021年11月23日付「Dachshund has supersized litter of 10 puppies born as small as mice」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)