「KNITTER(編み物職人)」と書かれていた。それは夫婦の車のナンバープレート「KN19TER」と非常によく似ていたのだ。
どうやら違反取締装置のカメラが、バスレーンを歩いていた女性のTシャツの文字をデイヴィッドさん夫婦の車のナンバープレートとして認識してしまったようだ。その写真がそのままオートメーションで通知書にプリントされ、夫婦のもとに届いたとみられている。
また罰金通知書は違反した日付が今年7月29日で、書類が作成された日が8月27日となっていたが、デイヴィッドさん夫婦のもとに届いたのは作成日から1か月後のことだった。そのため60ポンド(約9400円)の罰金が未払いのために90ポンド(1万4100円)になっていた。
のちにポーラさんは評議会に電話をかけて説明したところ、電話口の担当者は声をあげて笑っていたという。デイヴィッドさんは今回の件についてこのように語っている。
「もう私たち夫婦はしばらくの間、笑いが止まりませんでしたよ。だって変わったTシャツを着てバスレーンを歩いている女性のために罰金を払うなんてあり得ないことですからね。」
ポーラさんも「30日以内に罰金を支払わなかったとして、すでに罰金が60ポンドから90ポンドになっていたんですよ。明らかに誰も写真を確認していないし、コンピュータで自動作成されたものだということが分かりました」と述べている。
当然のことながら評議会ではミスを即座に認め、デイヴィッドさん夫婦の違反と罰金は無事に取り消されたという。
画像は『Metro 2021年10月18日付「Couple fined when bus lane camera took picture of writing on woman’s top」(Picture: Kerry Davies)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)