海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】子連れでの面接を提案した企業に絶賛の声「これが普通の世の中になってほしい」(米)<動画あり>

マイロ君を面接に連れて来ることを提案したのだ。

「マイロを面接に呼んでくれて、大喜びしましたよ。面接に子どもを連れて行くのを歓迎してくれるなんて、本当に素敵な会社だと思いましたね。親としての苦労を理解し、それを受け入れようとする会社があるなんて、とても素晴らしいことだと思いました。」

そのように明かし、面接ができることに喜んだマギーさんは早速準備を開始した。面接会場へ向かう車や使用するベビーカーを磨き、息子もTPOをわきまえた格好になるように髪を櫛で梳かし、子ども用のスーツ風の服まで揃えた。

ビジネススーツ風の服を着たマイロ君(画像は『Maggie Mundwiller 2021年6月23日付TikTok「Ever been to a toddler friendly interview?」』のスクリーンショット)

面接当日の様子を捉えた動画には、蝶ネクタイを締め、キレイな黒い靴まで履いて会社の自動ドアをくぐるマイロ君の姿が映っている。しかもその手にはマイロ君自身の履歴書が握られていた。

もちろんこの履歴書はマギーさんが用意したものだが、しっかりと面接官に手渡したという。この履歴書には「キレイな部屋を30秒で荒らすことができる。1マイル(約1.6キロ)離れた場所にいる犬を見つけることができる」などのスキルが列挙されていた。

息子の履歴書も用意して面接に臨んだマギーさん(画像は『Maggie Mundwiller 2021年6月23日付TikTok「Ever been to a toddler friendly interview?」』のスクリーンショット)

面接中もマイロ君はマイペースだったそうで、テーブルにあった面接官のサンドイッチに挟まっていたピクルスを欲しがったという。これに対し面接官は快く自分のサンドイッチからピクルスを取り出し、マイロ君にあげたそうだ。

マギーさんが一連の流れをTikTokに投稿すると、ユーザーから「素晴らしい会社だ。これが普通の世の中になって欲しいね」「その会社名を公表して欲しい! みんなで応援しよう」「私もこんな企業で働きたい」などと絶賛のコメントが寄せられ、150万件以上の「いいね」が集まった。

ちなみに後日、この企業からマギーさんに仕事をオファーしたいと連絡がきたという。マギーさんは前向きにこのオファーに「今度、会社のイベントに参加して自分に向いている仕事かどうか判断します」とTikTokで明かしており、その結果も後日TikTokに投稿する予定とのことだ。

なおコメント欄には多くの人がマギーさんの状況に共感の声を残しており、子どもを持つ親たちがワークライフバランスについて悩みを抱えているのは明らかだ。

アメリカの調査会社「Pew Research Center」が今年1月26日に発表した調査結果によると、12歳未満の子どもを持ち、尚かつ仕事をしている親の約半数(52%)がパンデミック期間中に育児をこなすのが難しいと答えた。これは2020年3月の38%から大きく増加している。

マギーさんは「私と同じように苦労する親たちの声が、ようやく届いたなと感じています。こうした問題を話し合い、国単位でそうした環境が良くなるといいですね」とコメントしている。

画像は『ABC Chicago 2021年6月30日付「Mom goes viral on TikTok for bringing son to job interview」』『Maggie Mundwiller 2021年6月23日付TikTok「Ever been to a toddler friendly interview?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

マギーさんが用意したマイロ君の履歴書(画像は『Maggie Mundwiller 2021年6月23日付TikTok「Ever been to a toddler friendly interview?」』のスクリーンショット)

1 2