ピン芸人の永野(46)とこのほど初共演した海原やすよ・ともこは、「会いたかった」と喜びを露わにした。永野が不敵な笑みを浮かべ、独特の踊りとリズムに乗せて「ゴッホより~、普通に~、ラッセンが好き~!」と叫ぶネタで本格的にブレイクしたのは2015年。“孤高のカルト芸人”“天才地下芸人”と呼ばれ続け、芸歴20年目でやっとテレビに出られるようになったが、同時にある悩みを抱えるようになったと海原やすよ・ともこに訴えた。
24日放送の『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)には、永野、守谷日和(40)、サンシャイン池崎(39)、ZAZY(32)と実力派ピン芸人が集結した。お笑い養成所出身の3人とは違い、永野はビジネス系の専門学校を中退後すぐに芸能活動を開始。コンビを組むことなく、事務所を転々としながらピン芸人として活動を続けてきた。現在のグレープカンパニーには2010年の設立当初から所属していたがなかなか売れず、テレビのバラエティ番組に呼ばれるようになった頃には40代に突入していた。
“ラッセン”ネタでブレイクした直後はどの番組でもこのネタを披露することを求められ、永野もスタッフの期待に応えようと“狂気を感じさせる”キャラクターをカメラの前で崩すことはなかった。「一切、素の部分を見せずに帰っていくのが芸人の流儀」と思い込んでいたのだが、どんなネタをやっても最後は視聴者に「実はまともな人なんだ」と見てもらうまでがワンセットであり、その流れを無視するとテレビに呼ばれなくなったという。「何でも美談で終わらせる必要はないのに」と、