アメリカの動物園で小さな赤ちゃんを連れた人間の母親を見たゴリラが、自分の赤ちゃんを連れてガラス越しにやってきた。ゴリラは手を使って何かを訴えようとしており、この時の様子は赤ちゃんの父親が動画に収めてSNSに投稿すると大きな反響があった。『Inside Edition』『InspireMore.com』などが伝えている。
米メイン州ジェファーソン在住のエメリナ・オースティンさん(Emmelina Austin)とマイケルさん夫妻はある週末、生後1か月の息子キャニオン君(Canyon)を連れてマサチューセッツ州ボストンのフランクリン・パーク動物園を訪れた。
幼いキャニオン君をブランケットにくるんで同園を散策していた夫妻はその日、ガラス越しに数頭のゴリラを見ていて、生後7か月の“パブロ(Pablo)”を連れた母ゴリラの“キキ(Kiki)”に気付いた。
マイケルさんは「エメリナがゴリラの親子を見て、こんなことを言ったんだ。『あの親子はとても強い絆で結ばれている。私は母親だから、キキがどれだけパブロを可愛がっているかよく分かる』とね。そうしてエメリナはキャニオンを抱き上げると、ガラスの向こう側にいるキキに見せたんだよ。『キキはキャニオンに強い興味があるようよ』と何度も言いながらね。ただ僕はその時、『妻がそんなイメージを膨らませているだけだろう』くらいに思っていたんだ」と当時を振り返り、その後に起こった“マジカル”なひとときについてこのように語った。
「再びキキと目が合ったエメリナは、キャニオンをもう一度抱き上げて見せ、キキに手を振ったんだ。するとキキは、パブロを抱えて脚に載せ、僕たちに向かってやってきたんだ。」
キキは、赤ちゃんを抱っこして床に座るエメリナさんの目の前に座ると、