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writer : sekihara

【海外発!Breaking News】「人間は残酷」ホッキョクグマからピカチュウまで 犬を変身させる飼い主たち

その正体はパンダのように白と黒に毛を染めたチャウチャウ犬で、飼い主のヤン・ヤンさん(Yang Yan)は「(愛犬の)メイニューはもともとパンダに似てるから、いっそのことパンダのようにしてしまおうと思ったのです」と動機を明かした。ヤン・ヤンさんは「メイニューの染色に使っているのは、天然素材だけですよ。健康に害がないように、ボウルのなかで植物と水を混ぜたものなのです」とも説明した。

パンダ風に染められた犬(画像は『LADbible 2020年6月8日付「‘Panda’ Spotted On Leash In China Turns Out To Be A Dog」(Credit: Newsflare)』のスクリーンショット)

他にも具体的な効果を期待して犬を別の動物にカモフラージュした例もある。2019年にはインドのカルナータカ州ナルル村で作物を荒らす猿除けのため、飼い犬の“ブルブル(Bulbul)”にトラ柄の模様をペイントしたことが話題になった。ラブラドール・レトリバーであろうブルブルがトラに変身してから猿による作物被害がなくなったため、他の農家もこれを真似たそうだ。

猿除けのためトラ柄になった犬(画像は『ANI 2019年12月2日付Twitter「Shivamogga: A farmer painted his dog to make it look like a tiger at Nallur village,Thirthahalli.」』のスクリーンショット)

さらに2020年8月にはマレーシアで身体を鮮やかなオレンジと黒でまるでトラのように染められた犬が見つかり、2016年には英イースト・サセックス州で人気キャラクターのピカチュウに見えるように真っ黄色に染められた犬も目撃された。これらの犬たちのニュースには「犬がかわいそう」「虐待だよ」「動物はおもちゃじゃない」「人間は残酷だよ」「犬も嬉しがっているとか勝手に言ってるだけでしょう」などの声があがり、物議を醸している。染毛剤で全身を紫に染められた小型犬が瀕死の傷を負ったケースもあり、その犬を保護した米フロリダ州ピネラス郡動物保護センターのスタッフは人間用などの化学薬品を含む染毛剤について「火傷や失明など、広範囲にわたり外傷を与えます。またペットは舐める癖があるので、中毒を起こしたり喉や内臓などが火傷を負うこともあります」と警鐘を鳴らしている。

画像は『LADbible 2019年3月22日付「Groomer Transforms Dog Into Very Realistic-Looking Polar Bear」(Credit: Caters)』『LADbible 2020年6月8日付「‘Panda’ Spotted On Leash In China Turns Out To Be A Dog」(Credit: Newsflare)』『ANI 2019年12月2日付Twitter「Shivamogga: A farmer painted his dog to make it look like a tiger at Nallur village,Thirthahalli.」』『Mirror 2020年8月31日付「Stray dog painted to look like a tiger leaving animal rights group horrified」(Image: @animalmalaysia/Newsflash)』『Mashable 2016年8月4日付「Someone has dyed their dog to look like Pikachu and we all need to stop」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

何者かによってトラ柄に染められた犬(画像は『Mirror 2020年8月31日付「Stray dog painted to look like a tiger leaving animal rights group horrified」(Image: @animalmalaysia/Newsflash)』のスクリーンショット)

ピカチュウ風に染められた犬(画像は『Mashable 2016年8月4日付「Someone has dyed their dog to look like Pikachu and we all need to stop」』のスクリーンショット)

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