持ち主であるアリソンさんのもとに知らない人から「このノートはあなたのものではないですか?」といったメッセージが複数届いたという。アリソンさんは受け取ったメッセージについてこのように明かしている。
「メッセージを最初に見た時はスパムなどの詐欺かと思いましたが、とりあえず載っていたリンクを開いてみたんです。そこには以前トロントに住んでいた時の家の写真がありました。それでも詐欺ではないかという思いが消えなかったのでグーグルでこの話を調べてみると、すぐにノートの写真が出てきて『これは絶対に私のだわ』と驚きました。」
このノートを日記帳として使っていたアリソンさんは、弟から自分の秘密を守るべく屋根裏に小さな隙間を見つけて隠したという。それ以降はこのメッセージが届くまですっかり忘れていたそうだ。
現在バンクーバーに住んでいるアリソンさんはニックさんに連絡を取ると、ニックさんは住所を確認してすぐに郵送した。
1983年に書かれた日記は37年の時を経て、無事アリソンさんのもとに届いた。日記帳を受け取ったアリソンさんは「本当に感動しました。私の日記に対して敬意を示し、読まずにいてくれたニックさんは素晴らしい人です。私だったら読んでいると思います」と笑ってニックさんに感謝の意を述べた。
アリソンさんはシンガーソングライター兼音楽の先生をしており、これを知ったニックさんはアリソンさんの音楽を聴きTwitterでシェアするなど偶然の出会いを楽しんでいるようだ。
画像は『CP24 2020年12月28日付「Toronto man to reunite long-lost diaries with mystery woman after 37 years」』『Nick Gunz 2020年12月25日付Twitter「Alison Jenkins, we have your top-secret notebook from when you were ten in 1983.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)