これから夏を迎える南アフリカだが、北東部にあるリンポポ州ではゴルフボールサイズのヒョウが降り、車や家を破壊していった。オーストラリアでも同様の報告があり、南半球は異常気象に見舞われているようだ。『TimesLIVE』など複数のメディアが伝えている。
11月25日午後、南アフリカのリンポポ州は黒雲に覆われ、降りだした激しい雨はヒョウになり、特にポロクワネ市にあるタウンシップ、セシェゴ(Seshego)では家や車にダメージを与え、その様子はソーシャルメディアに投稿された。
ヒョウのサイズはゴルフボールかそれ以上の大きさで、激しく降るヒョウが家のトタン屋根に穴を開け、窓ガラスを粉々に割った。ショッピングセンターの駐車場に並んでいる車のほとんどは、ヒョウの攻撃で窓ガラスに穴が開いている。タクシーの屋根も破壊され、乗客は車内で傘をさすことを余儀なくされた。また雷雨は送電線も破壊し、一部の地域が停電となった。『TimesLIVE』の取材に応じた2児の母親は、この嵐で家の屋根が壊れ、車の中で一夜を過ごしたという。運転には危険が伴ったが、幸運にもガソリンスタンドは被害に遭っていなかったため、そこに車を停めて寝たそうだ。この嵐による重傷者の報告はないが、交通事故が複数発生したとのこと。その夜、ポロクワネ市は災害対策チームを立ち上げて避難所を設置、44世帯が避難した。
嵐の翌日、