海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】予定日より4か月半早く誕生し「ギネス記録」を持つ双子、1ドル札ほどの身長が80センチになって2歳に(米)

妊娠17週でTTTSを治療する手術を受けていた。TTTSの胎児が誕生前に亡くなることは珍しくなく、手術しないと胎児の命が危険となるためだ。クレイン医師は「この手術を受けた後は、10週間以内に赤ちゃんが誕生するケースがほとんどで、ジェイドさんの場合は手術から約1か月での分娩となりました」と当時を振り返る。

体重490グラムの誕生時と2歳の誕生日3週間前のキーリーちゃん(画像は『USA TODAY 2020年11月23日付「Beating the odds: The world’s most premature twins to celebrate 2nd birthday」(Jade Ewoldt/Special To The Register)』のスクリーンショット)

こうして双子が誕生してからのジェイドさんは、毎日往復2時間をかけて病院と自宅を行き来していたそうで「2人が入院していた間は、家に連れて帰れない切なさと不安でいっぱいでした。それでも自宅には長男コイ(Koy、7)と長女コリンズ(Kollins、5)が待っており、2人には頭を切り替えて接していました。あの頃は本当につらく、自分でもよくやってこられたと思っています」と語っている。

マジックペンと比べても小さかったキーリーちゃん(画像は『Waterloo-Cedar Falls Courier 2020年11月23日付「Dysart ‘miracle’ twins home for Mother's Day」』のスクリーンショット)

ただ退院後も全てが順調というわけにはいかず、2人は慢性肺疾患の一つである気管支肺異形成症(BPD)のため鼻カニューレ(鼻の下にあてがったチューブ)による酸素投与が欠かせなかった。またちょっとした風邪でも重症化してしまうことが多く、昨年は6度も入院したそうだ。

それでも11月初め、2人は生まれて初めて酸素投与から解放された。また誕生日3週間前の身体測定では、カンブリーちゃんは身長が約79センチで体重が8.5キロ、キーリーちゃんは身長が約80センチで体重が8.6キロにまで成長している。これは2歳の平均値よりは少しだけ下回るが、2人は確実に大きくなっているようだ。

初めてのオムツはこんなに小さかった(画像は『Waterloo-Cedar Falls Courier 2020年11月23日付「Dysart ‘miracle’ twins home for Mother's Day」』のスクリーンショット)

24日に2歳になった2人について、ジェイドさんは「カンブリーはどちらかというと男の子っぽくやんちゃでキーリーはとても女の子らしく、性格が全く違うんですよ。2人とも『ベイビー・シャーク』の歌や踊りが大好きで、絵を描くことが得意なようです。それに兄や姉が2人の面倒をよくみてくれていて助かっています」と明かし、こう続けた。

「2人が様々な困難を乗り越え、2歳を迎えられたということを誇りに思っています。2人の成長が、同じように超低出生体重児として誕生した子供たちの希望になってくれることを願っています。」

画像は『USA TODAY 2020年11月23日付「Beating the odds: The world’s most premature twins to celebrate 2nd birthday」(Jade Ewoldt/Special To The Register)』『Waterloo-Cedar Falls Courier 2020年11月23日付「Dysart ‘miracle’ twins home for Mother’s Day」(Photo courtesy of Jade Ewoldt)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

1歳の頃のカンブリーちゃん&キーリーちゃんと家族(画像は『Waterloo-Cedar Falls Courier 2020年11月23日付「Dysart ‘miracle’ twins home for Mother's Day」(Photo courtesy of Jade Ewoldt)』のスクリーンショット)

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