米ミシガン州デトロイト郊外に住む20歳の女性が、自宅で死亡宣告を受けた後に葬儀場で目を覚ました。女性が生きているのに気付いたのは葬儀場のスタッフで、死亡宣告からすでに3時間以上が経過していた。『ABC News』『ClickOnDetroit』などが伝えている。
葬儀場で生きているのが確認されたのは、米ミシガン州オークランド郡サウスフィールド在住のタイムシャ・ボーシャンさん(Timesha Beauchamp、20)で、エンバーマー(遺体整復師)が防腐処理をしようと遺体収納袋のジッパーを開けたところ、パッチリと目を開けたのだという。
脳性麻痺を患っていたタイムシャさんは今月23日、自宅で泡を吹き呼吸困難に陥って倒れているところを家族が発見した。サウスフィールド消防局と警察署が現場に到着したのは7時34分で、当時の様子をこう語っている。
「我々が駆けつけた時、タイムシャさんはすでに呼吸をしておらず、心肺蘇生法などによる蘇生を30分間試みましたが、息を吹き返すことはありませんでした。」
「我々はその後、地元の救急救命医に電話をしてタイムシャさんの医療データを提供しました。そしてそれを確認した医師が、タイムシャさんの死亡宣告を行ったのです。」
「サウスフィールド警察署は、オークランド郡検視局にもタイムシャさんの医療データを提供しており、死亡宣告にあたっては必要な手続きを全て踏んでいるのです。」
しかしタイムシャさんの後見人で看護師でもあるサバンナ・スピアーズさんは「死亡宣告を受けた後、タイムシャが動いたのです。また微弱ですが脈があったような気がしたので、その旨を救急隊員に伝えました。しかし彼らから『それは今使った薬剤の影響で、自発的な動きではない。彼女は死んでるよ』と言われたのです」と当時を振り返る。
タイムシャさんは午前9時に遺体収納袋に詰められると、