手術後に心肺停止で死亡宣告を受け、遺体安置室に運ばれた81歳の女性が息を吹き返した。病院のスタッフに発見された女性は別の病院で再び手術を受けたが、1週間もたたないうちに死亡していたことが明らかになった。最初の死亡宣告は医師のミスだったのか、もし治療が継続されていたら女性は助かったのか…。家族は病院を相手に訴訟を起こす構えでいる。『The Independent』『LADbible』などが伝えた。
ロシア南西部クルスク州にあるゴルシェチェンスキー・セントラル地区病院(Gorshechensky central district hospital)で今月13日、医師によってジナイダ・コノノワさん(Zinaida Kononova、81)の死亡が確認された。ジナイダさんは腸閉塞の手術で腫瘍を摘出した直後に容態が急変。家族は医師の死亡宣告を受け、すぐに葬式の準備を始めた。
ジナイダさんの遺体が遺体安置室に運ばれたのは14日の午前1時10分で、女性スタッフが異変に気付いたのは約7時間後の午前8時頃だった。テーブルの上に置かれているはずのジナイダさんの遺体がなく「まさか」と思って近づいた女性スタッフは、ジナイダさんの遺体が床に大の字になって転がっているのを発見したのだ。実はジナイダさんは生きており、テーブルから降りようとして着地に失敗し、床に手足を伸ばしたまま動けなくなっていたのだった。
ちょうどその時、救急車の運転手が遺体安置室のそばを通りかかり、室内から「おばあちゃん、寝てちょうだい。おばあちゃん、静かにして」と叫ぶ女性の声を聞いた。運転手が「遺体と話をしているなんて、気が狂ってしまったのでは?」と部屋の中を覗くと、