起訴される前に18歳になっている。イギリスでは18歳以上は大人と同等の扱いになるが、刑に服す場合は18歳から25歳までを対象とした矯正施設に送られる。
裁判の当日、ジャックの父親であるジョナサンさんは『Mirror』の取材に対してこのように心情を吐露していた。
「私はまた同じようにするでしょう。それが私の道徳心に基づいているからです。嘘をついて生きても、人生は上手くいきませんから。」
「息子には真実を話して欲しかった。正しいことをして、罪を認めるのです。このことは私達にとってとても難しい決断でしたし、かなりの口論にもなりました。」
「過去の過ちを修復するためには、頑張っている姿を皆に見せることが息子にとって一番良いことと伝えてきました。息子もショックを受けたはずですが、反省する時間を与える機会になればと望んでいます。」
ジャックはカレッジで数学とコンピュータ、そして歴史を専攻する優秀な生徒だったという。裁判で弁護側は「被害届が出ていないにもかかわらず、このような重大な犯罪を認める人は非常に稀である」と主張しており、被害者に謝罪メールを送ったことや警察へ自首したこと、さらに年齢などが考慮されて情状酌量された結果、2年間の懲役刑となった。
画像は『WalesOnline 2020年6月29日付「Teenager jailed after his dad made him confess to raping a young woman」(Image: Athena Pictures)』『Metro 2020年6月29日付「Rapist, 18, jailed after mum and dad marched him to police to confess」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)