「私も寄付させて」「どうか無事見つかりますように」といったコメントが多数寄せられた。
その後『CBC』は、マーラさんが手袋とマスクを着用し、通りを行き交う人々にビラを配ったり、連日バンクーバー市内の裏通りやゴミ箱を必死に探し回る姿を放送した。そして現地時間28日、マーラさんはある男性から「テディベアに関する情報を持っている」とメールを受け取り、事態は急展開を見せた。マーラさんは身の安全を考慮し、この男性との面会に『CBC』のレポーター女性を同伴、テディベアの引き渡し場所に『CBC』のビルを指定した。のちにその人物が約束通り待ち合わせ場所に姿を現したことで、マーラさんは無事に亡き母の声が録音されたテディベアと再会を果たすことができたのだった。マーラさんはまず自ら賞金額の一部を手渡したそうで、残額はおそらく後日ライアンから支払われることになりそうだ。
29日の早朝にはライアンが早速自身のTwitterを更新し、無事にテディベアが見つかったことを報告。マーラさんが満面の笑みでテディベアを抱える写真をアップした。
「嬉しいお知らせ… あらゆる場所をくまなく探してくれた皆のおかげだよ。テディベアを盗った人へ、安全にキープしておいてくれてありがとう。バンクーバーは最高だよ。」
早朝に“#FoundMarasBear”(マーラのベアが見つかった)とハッシュタグをつけてツイートしたライアンには、
「朝からなんて素晴らしいニュースなんだ!」
「テディベアのことでここまで胸がいっぱいになったのは初めて!」
などハッピーエンディングに歓喜する声が多数寄せられた。
ライアンにはこうしてまた一つ“いい人エピソード”が加わったわけだが、ハリウッドセレブという自身のステータスを最大限に利用し、世の中をよりよい場所にすべく人々にそっと寄り添い続ける彼の姿には、
「バンクーバーが生んだリアル・スーパーヒーロー」
「あなたはまさにカナダの“救世主”」
「カナダの“秘宝”とも言えるね」
「社会がライアンみたいな人格者であふれればいいのに」
などカナダ国旗の絵文字を添えたツイートや、地元市民らによるコメントが多数届くのであった。
マーラさん本人ものちにTwitterを更新し、
「ありがとう、ライアン! これもあなたの絶大な影響力のおかげです!」
「テディベアには、かすり傷1つありません」
とライアンに感謝の気持ちを綴っている。
同じくカナダの俳優キアヌ・リーブスも、その人柄の良さは“国宝級”と称えられることが多いが、今後もそんな彼らの“いい人エピソード”は世の人々の心をほっこりさせてくれることだろう。
画像2枚目は『Ryan Reynolds 2020年7月29日付Twitter「In happier news…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)