テレビ番組のスタジオ収録では必須になった飛沫防止パーテーションのアクリル板。明石家さんまがMCを務めるトークバラエティ番組では、出演者の中で誰よりも喋りまくる彼専用の飛沫対策が取られ、なかでも一番厳重なのが日本テレビ系『踊る!さんま御殿!!』である。
5月30日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、「俺の周りには、むやみにアクリル板が置いてあった」と『踊る!さんま御殿!!』の収録現場の様子を不満そうに語っていた明石家さんま。MCとして大勢の出演者を前に動き回り、ツッコミを入れ、大声で笑うという普段のさんまのスタイルは、アクリル板で彼を囲むことで封じられたカタチだ。おまけに5月26日放送分で2枚だったアクリル板が、6月2日の放送では3枚に増えていたのである。スタジオの収録に参加できる人数は限られ、時間も60分で一旦休憩を挟んで40分などと細かく決めるなど多人数で会話のキャッチボールを楽しむ形態の番組は、新型コロナウイルス対策に苦慮しているようだ。
2日放送の『踊る!さんま御殿!!』は、「水族館のサンマや」と3枚のアクリル板が水槽のようだとさんまのぼやきなから始まった。ゲストのうち6人はリモート出演だったが、スタジオにいる4人のゲストとさんまの距離は2メートルほど離れている。それでも飛沫対策のアクリル板は複数枚、彼には必要らしい。2枚でも「ここまでせんでええやろ」とさんまは感じたそうだが、