海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】観光客との記念撮影のため脚を折られたライオンの子供、今は歩けるように 怒りのプーチン大統領が捜査命令(露)<動画あり>

腸閉塞を起こしていた。カレンさんを含む獣医スタッフはライオンの身体を綺麗に洗い、後ろ脚の手術に加え他の治療なども行った。後ろ脚は変形してしまったもののライオンは幸いにも再び歩くことができるまでに回復したという。まだ身体の小さいライオンは母親が恋しいのか、与えられたクマのぬいぐるみを抱きしめて眠ることもあるようだ。

カレンさんは環境保護活動家として、ビデオ会議を通してウラジーミル・プーチン大統領の前で発言する機会があり、今回保護されたライオンのことを強く訴えた。

動物好きとしても知られるプーチン大統領は悲惨なライオンの状況に非常にショックを受け、カレンさんに「ありがとう。あなたの話したことは記録として残します」と述べたそうだ。その後、プーチン大統領が捜査を命じたことで、ライオンに対して虐待を行った人物の捜査が進められた。

昨年の夏頃あたりに観光客相手にライオンとの記念撮影を商売としていた写真家が特定されたようだが、彼は虐待について否定しており、ライオンは別の人物に売ったと話しているそうだ。

ちなみにロシアではビーチなどで観光客相手に記念撮影をするため野生動物を飼う写真家が後を絶たず、今回のライオンのように逃げられないように脚を折られるケースが多いという。

画像は『Daily Star 2020年6月10日付「Lion cub’s legs deliberately broken so he can’t run away from photos with tourists」(Image: karendallakyan)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

骨折し衰弱したライオンを救った医療チーム(画像は『Daily Star 2020年6月10日付「Lion cub’s legs deliberately broken so he can’t run away from photos with tourists」(Image: karendallakyan)』のスクリーンショット)

1 2