野生動物の世界は弱肉強食だが、その事実をしっかりと捉えた動画がクルーガー国立公園内の野生動物の様子を紹介するサイト『Latest Sightings』に投稿されて話題になっている。
南アフリカ・クルーガー国立公園西部にある私設動物保護区内「サビサビブッシュロッジ(Sabi Sabi Bush lodge)」でレンジャーとして働くブレット・ヒースマンさん(Brett Heasman)は、非常に珍しい野生動物の世界を目撃した。ヒースマンさんたちが日課のドライブをしていると、ベルベットモンキーが警戒音を発している声が聞こえた。動物が興奮する声を発するのは、何かが起こっていることだ。珍しい光景が見られるはずとあたりを見回すと、チーターがインパラを仕留めていたという。ヒースマンさんはすかさずその様子を撮影した。
食事中に他の動物が獲物を狙ってくることが多いため、チーターは落ち着いて食べる場所を確保するまではかなり慎重になる習性がある。ハイエナなどの天敵がいないかしばらく周囲に目をやっていたが、チーターはようやく座ってインパラを食べ始める。しかししばらくすると、ハゲタカの大群が集まってきた。チーターは何度か威嚇するが、ハゲタカはじわじわと距離を縮めてくる。ものすごい数のハゲタカが目と鼻の先で獲物を狙っているのでは、