エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】高見沢俊彦ソロライブで所ジョージ作『どうなっているんだ高見沢君』をカバー 「僕も無断で歌います」と熱唱

所が高見沢についてアコースティックギターで弾き語りしている。MCなどテレビ番組ではタレントのイメージの強い所だが、シンガーソングライターの顔も持ち合わせていて、これまでYouTubeで多数の楽曲を公開してきた。この動画には「いい人発見。アルフィーとは20代からお友達。私には、いい友達がいる。」と説明が添えられていて、一部ファンの間で話題になっていた曲だ。

ライブでいざこの曲を演奏し始めた高見沢は「今、我に返ったら自分で歌うのはおかしいな」と演奏を冒頭でストップし、ファンに後押しされて演奏を再開するも「コードを間違えた」とストップし…「鬼門になってきたな」とこぼしながら何回もやり直すレアなシーンも見られた。所バージョンとは違いロックにアレンジし、最後には「どうなっているんだ所ジョージ君は~」と激しいメタル調で高見沢流にフレーズを追加した。THE ALFEEのライブ同様、このような“遊び心”があるのが高見沢のライブの魅力のひとつだろう。

躍動感のあるギター演奏 高見沢俊彦(C)上飯坂一

アンコールではザ・ジャガーズのカバーで『君に会いたい』を剣を手に披露、『誘惑の太陽』ではファンがポンポンを持って手でフリを楽しみ、高見沢曰く「ライブで一番盛り上がる」という『騒音おばさんVS高音おじさん』では、高見沢とスペシャルゲストのギタリスト鳥山雄司、ギターの佐藤大剛がそれぞれエンジェルギターをステージ中央で並んで弾き、会場のボルテージもマックスに。ベースの安達貴史、THE ALFEEのサポートメンバーでもあるドラムス吉田太郎、キーボードただすけもそれに応戦するかのように演奏した。

エンジェルギターを弾く高見沢俊彦(C)上飯坂一

2度めのアンコールでは新曲『おくりもの』を発表した高見沢。今回のライブパンフレットには高見沢が執筆した恋愛短編小説『おくりもの』が掲載されているが、それに呼応する楽曲である。高見沢は、自分の楽曲が「日常の癒し、未来を照らす光であればいいなと最近思うようになりました」と胸の内を明かし「曲のひとつひとつを大事に作っていこうと思います」と決意。ライブの後には、今回の『おくりもの』のように“自作の小説に連動した曲を作る”という方法に「新しい扉が開いたかな」と前向きな様子をうかがわせていた。高見沢俊彦65歳、今後も“進化”を続けそうだ。

写真撮影:上飯坂一
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

熱唱する高見沢俊彦(C)上飯坂一

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