南アフリカのクルーガー国立公園(Kruger National Park)で11月10日早朝、キリンを巻き込んだ交通事故が発生し、キリン1頭とスイス人観光客1名が死亡した。事故原因は、国立公園ですら無謀な運転をするミニバスタクシーにあった。『TimesLIVE』など複数のメディアが伝えた。
「南アフリカ国立公園局(SANParks)」のイケ・ファーラさん(Ike Phaahla)によると、事故現場はクルーガー国立公園にあるモパニ南部で、道を渡ろうとしたキリンが舗装道路に足を踏み入れた瞬間、走ってきたミニバスタクシーと衝突したという。その衝撃で、キリンは対向車線を走行していたサファリカーの上に倒れた。ミニバスタクシーの前方部分は大きくへこみ、フロントガラスが粉々になり、またサファリカーは車のルーフがへこみ、運転席のドアが歪んでいた。
キリンはその場で息を引き取ったという。ミニバスタクシーには13人のデイビジターが乗っていたが、2人が病院へ運ばれたもののいずれも軽傷だった。一方でキリンが倒れ込んだサファリカーは、運転していたスイス国籍のローランド・ケラーさん(Roland Keller)がヘリコプターで病院に搬送されたが、13日に死亡が確認された。助手席にはローランドさんの妻と思われる女性がいたが、軽傷で済んだとのこと。2人は旅行中でサファリカーをレンタルしていた。
事故直後、現場に居合わせたコニー・オーストフイゼンさん(Connie Oosthuizen)によると、