アメリカで幼い娘を重い病で亡くした母親が警察の捜査により一転し、娘を病気に仕立て上げたうえに殺害した容疑で逮捕された。娘を思い、時には涙する姿を見せていた母親だったが、亡くなった娘は母親の主張する末期症状ではなかったという事実が次々と明らかになった。『WPXI』『TheDenverChannel.com』などが伝えている。
今月18日の朝、米コロラド州デンバーに住むケリー・レニー・ターナー(Kelly Renee Turner、41歳)が自分の娘を殺害した容疑を含む13の罪状で逮捕された。
ケリーの娘で2017年に亡くなったオリビア・ガントちゃん(Olivia Gant、当時7歳)は、末期のミトコンドリア神経性胃腸管系脳筋症、発達障害、自閉症、腸疾患、てんかん発作、水頭症などを患っていた。しかしこれは、ケリーが仕組んだ嘘である可能性が出てきたのだ。
オリビアちゃんは亡くなる前にバケットリストを作っていた。その中に「警察官と消防士になりたい」と記していたことから、2017年4月にデンバー警察署の協力のもとでオリビアちゃんは一日警察署長を務めており、警察官の制服を着用しパトカーに乗ることができた。
オリビアちゃんはその4か月後の8月20日に息を引き取ったが、もともとメディアに報じられていたこともあり、人々の目にケリーは娘を亡くした悲劇の母親として映ったようだ。だがそんなケリーが、警察の捜査対象になる。
ケリーは昨年、今度は次女をガンだとしてかかりつけ医に連れてきた。しかし不審に思った医師が警察に連絡し、オリビアちゃんの死に関して調べを進めることになった。そして捜査員がオリビアちゃんに関わった11人の医師から供述を取ったところ、