山下智久主演によるTBS系金曜ドラマ『インハンド』が6月21日の放送で最終回を迎えた。寄生虫の研究に没頭するロボットの右手を持つ変人天才学者・紐倉哲(山下)を主人公に、医師でありながら陰謀で病院を追われ紐倉の助手となった高家春馬(濱田岳)、外務省から内閣官房サイエンス・メディカル対策室に出向している牧野巴(菜々緒)の3人が、当初はぎくしゃくしながらも事件を解決するうちに信頼を深めていく。最終章では高家の故郷・相羽村で新型エボラウイルスが発生、感染の急速な拡大をいかに食い止めるか天才・紐倉も追い詰められた。
高家がかつて思いを寄せていた幼馴染の美園(石橋杏奈)の交際相手・棚橋(平岡祐太)がエボラに感染して亡くなり、やがて美園は彼との子どもを出産する。緊急事態の相羽村で無事に子どもが生まれたのは高家をはじめ紐倉と牧野の連携があったからだ。
エボラにより命を落とす人が増えるなか命が誕生する明るい出来事がある一方で、新型エボラウイルスを日本に持ち込んだフューチャージーンのCEO・福山和成(時任三郎)は肺がんで亡くなる。
紐倉と高家は福山の息子・新太(磯村勇斗)を相羽村の山中で見つけた。彼はエボラを獣に投与して研究を進めたことにより村の人々が犠牲になっても「何百万人という命を救うために仕方ないことだ」と主張する。それには高家が激高して「一人一人の命がどれだけ大切なのか分からないのか」と掴みかかった。
そんな高家がエボラの症状を発し、紐倉と牧野が見守るなかベッドで伏せる彼の力が抜けて腕がだらりと落ちる。失意に暮れる紐倉と牧野だったが、