エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】サンドウィッチマンも感動した被災地をつなぐラガーマンの友情、新日鉄釜石OBに神戸製鋼OBがエール

新日鉄釜石OBの坂下さんは復興に向けて気運を高めるよう協力を呼びかけ、昨年8月に鵜住居復興スタジアムこけら落としで神戸製鋼OBを迎えて夢のレジェンドマッチを実現する。

試合を終えた松尾さんは「やっぱり、釜石と神戸はとても似てる。7連覇もそうだし、ジャージは赤いし、高炉があって製鉄業として、そして震災にもなって。本当に神戸と仲がいいし、これからもラグビーを通じて心を一つにしていきたい」と語った。

サンドウィッチマンは、釜石市ワールドカップ誘致のエピソードを知って「すごいね、これはいい物語だ」と感じ入る。

ただ、スタジオと鵜住居復興スタジアムの生中継に戻り、伊達みきおが「OB戦は僕も見ましたよ! 素晴らしかったです! でも、皆もう走れないですね、特に松尾雄治さんはね」と明かすので、坂下さんも「そうですねぇ、走れませんね~」と笑っていた。

そこからさらに兵庫県神戸市と2元中継でワールドカップ会場の神戸市御崎公園球技場が加わり、神戸製鋼ラグビー部OB・林敏之さんが登場した。

林さんから坂下さんへ「こけら落としでのレジェンドマッチではお世話になりました すごく楽しかったです」と切り出し、「ラグビーで神戸製鋼が目指したのが新日鉄釜石ですね。僕がチームに入った時にはなんとか釜石に勝とうと頑張った」「神戸も元気になりましたから、釜石もラグビーを通じてどんどん元気になってほしいと思います」と呼びかけた。

さらに「鵜住居で試合をさせてもらったが、今度は是非、神戸でレジェンドマッチをと思い、6月にやろうという企画が上がっています。僕もちょっと体を鍛えておきます」と林さん。坂下さんが「去年の8月は釜石が負けましたので、何とか我々も体を作って勝ちに行きたい」と意気込めば、「まあ、一緒に楽しみましょう」と返していた。

最後は神戸の林さんから釜石へ向けて「ラグビーを通じて街をそして日本を元気にしたいと思います! “One for All,All for One” という和の哲学を世界に発信していきましょう! One for All!」とエールを送りラグビーボールを投げた。

すると釜石で待ち構えていた坂下さんが、画面斜め上から飛んできたパスを「ありがとう!」と受け止めたのである。

2人のエール交換を見ていたスタジオでは拍手が起き、サンドウィッチマンも「すごい! 大成功!」「キレイにきまりましたね!」と感動するなか、サンド伊達が「いやすごい、よっぽど練習したんでしょうねあれは。しっかりキャッチしてました、よかったノックオンじゃなくて」と笑わせた。

ちなみにラグビーニュージーランド代表オールブラックスで活躍したダン・カーター選手は自身がニュージーランドで震災を体験したこともあり、2016年に釜石を訪れて被災者を励ました。

そのダン・カーター選手からVTRで「釜石の皆さん、ワールドカップは釜石が美しい場所だと世界中の人に知ってもらえる素晴らしい機会だと思います。私もまた釜石を訪れて人々の元気な姿を見たい。人々が大変な時期を乗り越えてワールドカップを迎えることが私にとっても大きな喜びです。皆さんの成功を祈ってます、きっと最高の大会になるでしょう」とメッセージが届いた。

坂下さんは「ワールドカップだと世界中の方々が釜石に来られますので、ダン・カーターさんの言葉は重く感じましたし、我々は成功させたい。元気な釜石を見せたいですね」とさらに気合が入ったようである。

『ラグビーワールドカップ2019日本大会』は9月20日~11月2日に全国12都市で開催され、釜石市・鵜住居復興スタジアムでは9月25日「フィジー×ウルグアイ」、10月13日「ナミビア×カナダ」の試合が行われる予定だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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