海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】重い病を抱える息子を連れて病院の駐車場に止めた母 見知らぬ人から心無いメモ(英)

大きなショックを受けた。イギリスでは、障害者は通称「ブルーバッジ」と呼ばれる青いケースに入れられた障害者駐車カードを所持している。エマさんもボビー君のためにこのブルーバッジを所有しており、カードにはボビー君の写真まで載せている。そしてこの日もエマさんは車内にブルーバッジを置いて車を離れた。それなのに、このような嫌がらせのメモを残されたのである。週に3回はボビー君を連れて病院を訪れているというエマさんは、これまで障害者用スペースに駐車してジロジロ見られたりすることはあったが、このようなメモを残されたことは一度もなかったと明かす。

「いつも通り病院に来たら、こんなメモを貼りつけられたので信じられませんでした。車内のブルーバッジを見なかったはずはなく、なのにこういう行為をする人がいるのです。全ての障害者が、目に見える疾患を抱えているわけではありません。息子の病は深刻なものなんです。こういう心無いことをする前に考えてほしい。とても不快です。」

エマさんはソーシャルメディアでメモをシェアし、こうした行為がどれほど人を傷つけ不快な思いをさせるかを綴った。すると似たような経験をした人から多くの反応があったという。最後にエマさんはこのように語った。

「同じような経験をした人の中には、ジロジロ見られたりする以外にも唾を吐きかけられたことがある人もいて驚きました。これは深刻な問題です。私は今回の件をシェアすることで、周りの人にもっと考えてもらいたいし、このような行為がなくなることを願っています。」

こうしたことはイギリスだけでなく、アメリカでも起こっている。昨年12月にはペンシルベニア州で、不治の病とされる小児の神経変性疾患「バッテン病」を抱えた7歳男児を持つ母親が、男児を連れてショッピングモール駐車場の障害者用スペースに駐車したところ、車のウインドーガラスに口紅で無神経な走り書きを残された。これに激怒した母親はFacebookでシェアし、世間へ「目に見えない障害者」への理解を求める呼びかけをした。

画像は『Metro 2018年8月15日付「Mother of terminally ill boy, 3, hits back at abusive note left on her car」(Picture: Emma Doherty / SWNS.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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