女性の地位向上や更なる活躍を推進する「フォーブス・女性サミット(Forbes Women’s Summit)」が米時間19日、ニューヨークで開催された。『フォーブス』誌主催の同イベントに英出身のヴィクトリア・ベッカムが出席、ポップシンガーからファッションデザイナーへと転身した彼女が「フィールドが変わってもいつも根底にあるのは“ガールパワー”を信じる心」と語った。
1990年代に女性アイドルグループ「スパイス・ガールズ」の“ポッシュ・スパイス”として世界を魅了したヴィクトリア・ベッカム。現在は元サッカー選手デヴィッド・ベッカムの妻であり、「Victoria Beckham」の創設者兼クリエイティブ・ディレクター、そして3男1女の母でもある。
「スパイス・ガールズ」で一番の人気だった“ベイビー・スパイス”ことエマ・バントンに比べてグループ内での存在感は薄めだったヴィクトリアだが、デザイナーに転身し2008年に「Victoria Beckham」を立ち上げてからの彼女の快進撃は言うまでもなく、顧客リストには錚々たるセレブ達の名が並ぶ。
ドレス数点のみからスタートした「Victoria Beckham」は今ではアパレルのフルコレクションに加え、ハンドバッグやシューズ、アイウェアまで取り扱う。創業10年目で、その企業価値は1億3000万ドル(約143億円)との評価だ。
しかし「サッカー選手と結婚した元アイドル」というレッテルを貼られたままファッション業界に飛び込んだがゆえ、