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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】巨大蜘蛛と勘違いされた生後6か月の赤ちゃん 踏み付けられ殺される(豪)

「Hey, you!」というドウェインの大声での呼びかけを60回ほど聞き、続いて彼の遠吠えのような変わった声を聞いたと証言。また通報により駆け付けた救急隊員は、部屋の床にドラッグの吸引器具やリチウム電池が転がっていることを確認していた。事件の数時間前にはミシェルさんと女友達、ドウェインの4名が、オーストラリアの人々が「アイス」と呼ぶメタンフェタミンによる強烈な覚せい剤を居間で吸入していたこともわかってきた。生後6か月の乳児がいながら覚せい剤に興じ、一緒に吸ったボーイフレンドに育児を任せて母親が外出することの是非についても焦点が集まっているようだ。

病院搬送後は行方をくらまし、まったく異なる土地で逮捕されていたドウェイン被告。ビクトリア州最高裁判所でついにその裁判が始まったが、チャイス君のまだ幼い体を激しく殴り踏みつけたことを認めるも、被告は一貫して「寝ぼけていて巨大な蜘蛛と勘違いした。蜘蛛にひどい恐怖心がある」などと主張している。

「クモを見ると恐怖で心臓が止まったかと思うほど動転してしまう」という人をクモ恐怖症(英名:Arachnophobia)と呼ぶ。脳の内側側頭葉の左扁桃体に原因があると言われているが、まだ完全には解明されていない。運転中に腕に小さなクモを見つけてパニックに陥り、車ごと湖に落下、ガソリンスタンドで給油中にクモを見つけ、思わずライターで火をつけ炎を吹き上げたという男性など、クモ恐怖症が発端となるアクシデントは世界中で頻発している。ドウェイン被告がこれであるかどうかはわかっていないが、本人が覚えたという異様な恐怖心が覚せい剤の影響という可能性は十分にありそうだ。裁判の行方に注目が集まっている。

画像は『Metro 2018年2月27日付「Man ‘killed six-month-old stepson after mistaking him for a spider’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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