エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ザ・クロマニヨンズ 全国ツアー九州ラスト公演“サザンクス筑後”で一体に

中盤を過ぎた頃にそれはやって来た。バンドがそれまで以上に一体となるのだ。

昨年、ZIGGYのライブでも感じたが、良いバンドはあるピークに達するとスポーツでいうところの「ゾーン」に入るのではないか。生身の人間によるパフォーマンスが完全にシンクロした感覚は、コンピューターの打ち込みでは絶対に味わえない。そうなると観客ともどもさらに一体となり会場全体が特別な空間となったかのようだ。しかもそこからアルバムナンバーを終えて『ナンバーワン野郎! 』や『タリホー』で最高潮を迎え、お互いに惜しみつつ幕を閉じた。

思えばザ・ブルーハーツが1985年~1995年の約10年間、ザ・ハイロウズが1995年夏~2005年11月の約10年間、そしてザ・クロマニヨンズは2006年7月から実に12年と最も長く続いている。

今の一体感があればまだまだ疾走するだろう。ザ・ブルーハーツ時代からのファンも含めヒロトとマーシーを中心とするバンドとしてザ・クロマニヨンズに辿り着いたことを思わせるようなライブだった。

画像は『ザ・クロマニヨンズ Official YouTube Channel 2013年2月5日公開 YouTube「ザ・クロマニヨンズ タリホー」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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