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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】16歳養女、38kgの体にオムツをはかされ衰弱死 鬼の養母に3つの終身刑(米)

寝室の毛布や布団は排泄物まみれで、10匹以上の猫や犬がきわめて不潔な状態で飼われていることに救急隊員が気づき、児童保護当局はニコルから弟と妹を引き離した。養子縁組を行う上で、何よりも優先されるべき安全で健康的な住環境という条件が何一つ満たされていなかったうえ、子供たちが窓から外に出て隣人から食べ物をもらうなどしていることも発覚した。

隣人、そして子供たちが通っていた学校の関係者は、州児童福祉当局の職員による調査の不足と怠慢を強く非難。彼らがもしもニコルから3人の養子を強制的に引き離すことを決断していたら、こんな悲劇は起きなかったと主張した。これを受け州保健福祉当局、議員、州オンブズマン事務局などがその調査に乗り出し、その結果、該当する職員が解雇されている。

そんななかニコル被告についての裁判が、1月26日にやっと結審した。「フィン家の子どもたちが今、どれほどの心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいるか、裁判所の我々も想像できかねます」とカレン・ロマーノ判事。先月には数々の罪状につき有罪判決が下っていたニコル被告だが、判事はそのうちの3つにつき終身刑を言い渡した。一生この社会に戻ってくることは許されないとわかったニコルは、すぐに上訴の意志を示したという。

またナタリーさんが亡くなった時に夫婦は別居していたものの、元夫のジョゼフも子供を軟禁し、危険にさらした罪、育児放棄、保護責任者遺棄などの罪に問われている。裁判は4月30日にスタートする予定だが、同被告も一貫して無罪を主張している。

画像は『FOX8 CLEVELAND 2018年1月26日付「Mom gets 3 life sentences in 16-year-old daughter’s starvation death」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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