海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】銃を突き付けられ“冷静”だった店員「恐怖はなく怒りを感じた」(米)<動画あり>

4月28日、スカイプで各メディアの取材に応じたタッカーさんは「男はレジの中のお金を全て欲しがりました。男が金を寄越せと言ってきた時も本当は渡したくはなかったのですが、後ろにいるマネージャーが『言われた通りに渡して』と言うのでレジを開けました。実際に銃を顔に向けられていた状況で、こんなことを言うのもバカバカしいですが、あの時は男が何かをしてくるとは思えませんでした。後になって、男が数々の強盗を働いてきたことを警察から聞いて驚きました。僕が見たところ、あの男は初犯のようなぎこちなさがありましたから」と話している。

自身も銃保持者であるタッカーさんは、この日まで強盗に遭ったことはなかったそうだ。初めて目の前で銃を突きつけ脅された状況で、全く怯むことがないというのはかなりの度胸だといえよう。当時、店内に客はおらず、タッカーさん以外の2人の従業員のうち1人は銃を見るやいなや冷蔵庫の影に隠れ、マネージャーはタッカーさんの後ろで『お金を全部渡しますから』と言いつつ怯えていたという。結局、男はレジにあった280ドル(約31,000円)全てを奪い、逃走した。

警察が早急に動画を公開したおかげで、犯人は逮捕された。運転中の犯人を発見したのは、退職した元カンザスシティ警察署長だった。車内に銃を2丁所持していた強盗犯テリー・レイフォード(54歳)は、2008年に武器使用による第一級強盗罪で逮捕されており、現在は仮釈放中の身だった。クラック・コカインの密売人に借金があったため、その返済をしようと密売人から銃を盗んで「Jimmy Johns」に押し入ったことが裁判所文書で明らかになっており、再び銃器所持と連邦法違反行為の重罪に問われている。

テリーは仮釈放中の遵守条件が厳しすぎることへの辛さを感じ、違反行為をすれば刑務所に戻れると思ったという。希望が叶い刑務所に逆戻りしたテリーには連邦刑務所で10年の懲役が科せられる可能性があるとのこと。なお保釈金は25万ドル(約2800万円)に設定された。

このニュースを知った世間の人々からは、「この店員はメダルものだな。俺なら失神しているよ」「この冷静さ、かっこ良過ぎる。デートしたい」「どうやったら銃を目の前にしてこんなに冷静でいられるんだろう」といったタッカーさんを称賛する声が多々あがっている。

出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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