writer : tinsight-takazawa

自然が生み出す色に感動 「虹の七色」を表現した“滋賀の絶景”が美しい

公益社団法人びわこビジターズビューローが公開した動画『虹色Beautiful,SHIGA-滋賀・びわ湖』では、自然が生み出した鮮やかな色に彩られた、びわ湖を中心とした滋賀の様々なスポットが映し出される。

びわ湖の中に大鳥居を構える白鬚神社

七色のうち、赤(朱)で登場するのは、びわ湖の中に大鳥居を構える白鬚神社だ。太陽が沈む間際に、空とびわ湖が赤く染まり、大鳥居のシルエットが浮かび上がる。日の光が反射した水面は橙色に、ときに黄色に彩られる。緑色では、湖北水鳥公園のハスが一面を埋め尽くし、梅花藻(バイカモ)が水中でゆらゆらと揺れる。そして爽快な青空や雪景色のアイスブルーで青を表現、空も徐々に深みを増していき、藍色、そして紫色へ移りゆく。

梅花藻(バイカモ)が水中でゆらゆらと揺れる

この自然の美しさに圧倒される映像を担当したのは、ムービーカメラマンの瀬野敏氏だ。京都府出身の瀬野氏は、2015年にびわ湖の写真展「Cafe at the Lake」を開催したこともある。今回の撮影では4Kを使用、より鮮明に、よりダイナミックな映像になっている。

雪景色のアイスブルー

映像音楽を手がけた音楽家・原摩利彦氏は、余呉湖の木立の中で風の音を収録したり、東近江でびわ湖の波の音を録音するなど、滋賀らしい音にこだわった。原氏は、滋賀らしいと思った音として「一番はびわ湖や余呉湖などの繊細な波音です。波打ち際に行くと足元でつぶやくような優しい音に気付きます。水鳥たちは沖の方で鳴き、その対比も魅力だと思います」とコメントし、今回のメロディのコンセプトについて「優しく繊細な波音のようなフレーズを考えました。また同時に(滋賀には)、山々もありますので、ダイナミックな音響も付け加えています」と明かしている。そして、今回「びわ湖はやはり大きいのだと再確認しつつ、こんなに様々な色がずっと毎年めぐっていることに感動しました」とその印象を語っている。

(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

1 2