ごはん（＝食事）に関する調査が、20歳から59歳までの男女500名に対して2016年12月16日から12月20日まで実施された。

まず「あなたは、現在、自主的にごはんを我慢したり、ごはんの量を控えたりしていますか」という質問したところ、「我慢している（10.0％）」「どちらかといえば我慢している（25.6％）」「どちらかといえば我慢していない（28.0％）」「我慢していない（36.4％）」という回答が得られた。これにより35.6％の人、つまり3人に1人以上が程度の差はあれど、ごはんを我慢していることが明らかになった。また、男女別で見ると、男性が30.4％に対して女性が40.8％と女性の方がごはんを我慢している人が多く、年代別では、男性は40代・50代（ともに31.7％）、女性は20代（46.8％）が多いことが分かった。

さらに「ごはんを我慢している」と回答した人にその理由を聞いたところ、1位は「ダイエット（72.5％）」という結果に。続けて「健康のため（46.1％）」や「お金がないため（11.8％）」「時間がないため（5.6％）」などの理由も挙がった。その“ダイエットのためごはんを我慢している人”にその効果を尋ねたところ、「実感できた（14.0％）」「どちらかといえば実感できた（30.2％）」「どちらかといえば実感できなかった（33.3％）」「実感できなかった（22.5％）」となり、意外にも実感できなかった人が55.8％もいた。

すでにごはんを我慢している人に「ごはんを我慢する風潮についてどう思うか」聞いたところ、「いいと思う」が51.1％、「よくないと思う」が48.9％とほぼ意見が割れる結果が出た。良いとは思っていないが、何らかの理由で仕方なくごはんを我慢している人が半数いるということになる。

一方でごはんを我慢することをやめた人にその理由を聞いてみたところ、「食事は大きな楽しみなので、我慢は良くないのではと思ったから（26歳・女性）」「身体に良くないと感じたから（31歳・男性）」「変にがまんするとストレスがたまるから（53歳・女性）」「お腹が空いて仕事に集中できなかったので。少し食べたら我慢できなくなってしまった（28歳・男性）」などが挙げられた。

この調査を実施したサッポロビールでは、「今日もサラダかー」と自宅の食卓でつぶやくビジネスマンに、“ごはん党”の若者たちが押し寄せて「ごはんを我慢する世の中でいいのかー！」と訴えるCMを公開、食事のバランスを心掛けながらごはんを楽しんでほしいとしている。

（TechinsightJapan編集部　高沢みはる）