イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】バラク・オバマ大統領が語った娘達の想いと今後 「家族としばらく静かに暮らしたい」

ドナルド・トランプ氏は、過去に「スターになら女はやらせる」といった最低の女性蔑視発言を連発。その会話が昨年リークされ騒動になる中、ミシェル・オバマ夫人はあるスピーチで同氏をこのように批判していた。

「子供達を守り、優しく尊敬できる大人に育てようとしている親にとって、また大統領になる人間には品位が必要だと思う国民にとって、本当に辛い言葉が耳に入ってきています。」
「(トランプ氏の女性蔑視発言は)とてもショッキングかつ屈辱的だったので、私はここでは繰り返し言うことはしません。ですがアメリカ大統領の候補者が、女性を襲うことを自慢するだなんて―そんなことを私がこの場で話していること自体、まさに信じられないことです。」

しかしこのスキャンダルを経てもなお、トランプ氏は選挙戦に勝利した。この結果をオバマ夫妻の娘達がどう受け止めたかについて、オバマ氏はこう話している。

「娘達はガッカリしていました。」
「母親が選挙戦の間に話していた言葉を、娘達はしっかり聞いていたからです。」

オバマ氏は模範的な父であるよう絶えず努力しており、夫妻は娘達をまっすぐに育てるべく教育してきたとのこと。その教えを信じて育った娘達だけにトランプ氏のまさかの勝利は衝撃的だったというが、今の様子は…?

「ふさぎ込んではいません。冷笑的な態度もとらない娘達を誇りに思います。自分達が勝たなかったから、そして自分の信じる価値観が正しいと証明されなかったからといって、アメリカ全体に価値観を否定されたとは考えていないのです。」

またオバマ氏本人も選挙後は非常に落ち着いた姿勢を保ってきたが、このように説明している。

「本当は、こっそり汚い言葉を吐いたりしてしまうんです。他の人と同じように、僕も腹は立つしストレスも感じてしまう。でも僕は、こう思っているんです。きっと大丈夫なんだと…。(国の体制が崩れぬよう)我々は闘っていかねばならない。そのために努力するのです。大丈夫であることを、当然とは思わないことです。」

ちなみに8年間アメリカの大統領を務めたオバマ氏だが、今後はどのような生活を予定しているのか。

「ホワイトハウスでの経験を振り返りたいですね。そして今年結婚25周年になる妻が、もう少しこの僕に我慢してくれるかきちんと確認したい。それに執筆もしたいのです。そして少しだけ静かに過ごしたいですね。愛する娘達との時間を過ごしたいと考えています。」

真摯な態度を貫き、国民の模範として愛されたオバマ氏。その一方で同氏の業績に不満を持った国民も少なくなかったというが、オバマ氏とは対照的なトランプ氏がどこまでやれるのか、そして本当に平和を維持できるのかにつき不安を感じている国民はさらに多い。今アメリカは、過去にないほど大きく揺れている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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