イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】英ウィリアム王子「母ダイアナの死に、怒りを感じた」 家族を亡くした子供達との交流で

このほどウィリアム王子と妻キャサリン妃が、揃って「Child Bereavement UK」のセンターを訪問した。同団体は愛する人を亡くした子供達に手を差し伸べるチャリティ団体で、夫妻は亡くなった家族を思い出しながら工作に励む子供達の様子を視察した。

そこでウィリアム王子は父をがんで亡くした9歳の少女に「同じ悲しみを味わったんだ」と伝え、こう話したという。

「僕に何が起きたか、君は知っているかな。僕のママは、僕がうんと若い頃に亡くなってしまったんだ。僕は当時15歳で、弟はまだ12歳だった。」
「君は、誰かにパパのことを話しているかな? 話すことはとても大事なんだ。そう、本当に大事なことさ。」

ダイアナ妃の死について滅多に話すことはないウィリアム王子だが、同じような経験をした子供達に「自分ひとりで抱え込まないこと」がいかに重要かを伝えたかったようだ。この時の王子につき、少女の母は記者団にこう話している。

「王子がダイアナ妃の話を始めた時は、信じられない気分でした。とても感情のこもったお話だったので、私も泣いてしまいそうになったんです。」

またこの日、王子は子供達に向けて「怒り」という言葉を使って自身の悲しみを振り返ったとのこと。会場にいたある母親は、メディアにこう話している。

「王子は、ダイアナ妃が亡くなったことにどれほど怒りを感じたかを話しておられました。また、誰かを亡くした時にはしっかりとその気持ちを話すのが大事だとも…。王子にとっては、気持ちを吐き出すことがとても難しかったそうです。」

ちなみにウィリアム王子の弟ヘンリー王子にとっても「母の死」は耐え難い悲劇で、考えたくもないことだったという。ヘンリー王子はドキュメンタリーの中で「母の事故死にしっかり向き合うことはありませんでした」「僕は多くの感情を押し殺して生きていたんです。これまでの人生の大半をね」「とにかく母の死については考えるのも嫌だった」とコメント。しかし苦悩を秘めた日々を後悔しているという王子は、『BBC』にこう明かしている。

「悩み苦しんでも良いのです。でもその思いは人に話して伝えた方が良い。“悩みを抱えること=弱さ”ではありません。弱さとは問題を抱えていながら気付かないこと。そして問題を解決しないことです。」

最愛の母を亡くし、悲しみを秘めたまま大人になったという王子達。しかし今も亡き母の影響は大きいといい、チャリティ活動と社会貢献に尽力した母への思いを胸に、国民に尽くす日々を過ごしているという。

出典:https://www.instagram.com/kensingtonroyal
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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