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writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】大槻義彦教授、『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル』のヤラセを完全告発 「もはやこの番組、来年は無い」

12月24日放送の『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル』に、全米大注目の超能力者ジョー・ブロギー氏が登場した。彼は相手が頭に思い浮かべた情報を、瞬時に読み取ることができる「ブレインハッキング」という驚きの能力があるという。

この番組に出演していた大槻義彦教授は26日、「『たけしの超常現象特番』のヤラセ、ウラのウラ」と題してブログを更新。「ブレインハッキング」コーナーの真実と、番組制作側を批判した。

収録数日前に渡された台本には、すでにブロギー氏がハッキングする4人の名が記されていたという。だが本番では「偶然にこの芸能人を名指ししたように見せかけていた」とのこと。放送ではまずウォーミングアップとして博多大吉、女子レスリングの浜口京子選手、そして三戸なつめがブロギー氏の「ブレインハッキング」を体験。大吉が初恋の人の名を当てられたり、浜口選手がその場で非公開で描いた絵とほぼ同じ絵をブロギー氏が描いて見せたりと、見事に3人とも自分の脳内の情報を彼に読み取られていたのだ。そして4人目のビートたけしには8点の被り物と9点の小道具の中から各1点を選ばせ、それを使ってどんなアクションをしたいのかをメモに書かせた。もちろんメモは非公開だったが、ブロギー氏はこれも見事に的中させた。

だがブログによると、大吉と浜口選手の後に「私の脳をハッキングして見なさい」と大槻教授が立ち上がったことが明かされている。台本には無い自分で試してほしい―と提案したのだ。するとブロギー氏から「大槻の生まれた月は?」との質問があり、「6月だよ、6月、それがどうかしたか?」と答えると、「6月生まれはやりにくい、どうも困る」となぜか彼は大槻教授のハッキングを笑顔で拒んだらしい。このブロギー氏の発言に会場がざわつき始めると突然、番組スタッフが「大槻教授はダメなんです。いろいろ事前の段取りがあるのですから!」と大声で叫んだという。「事前の段取りだと!?」とさらにスタッフと大槻教授のやり取りが続くも、「ここで私は引き下がるがこの部分は編集でカットするなよ!」とチーフディレクターに要請。その後の収録中にも「カットしたら承知しないぞ!」と事あるごとに声をあげ、収録が終わりチーフディレクターに挨拶した時も自分の発言をカットしないように伝えた。だがこの言葉に顔を背ける彼の態度を見た大槻教授は、出口にいたテレビ朝日の責任者にも念を押して帰宅したという。

しかし24日、同番組の「ブレインハッキング」コーナーで大槻教授の発言は一言も放送されることはなかった。

長年この番組にオカルト否定派として出演している大槻教授は、数年前に制作会社のスタッフが入れ替わって以降、同番組が目に見えて「オカルト擁護に変わった」とブログに綴っている。以前は彼の反論、否定はそのまま放送されており、あからさまにカットされたのは今回が初めてだという。またオカルト否定派のゲストも大槻教授だけになってしまっている。ブログの最後には「もはやこの番組、来年はないだろう」「20周年記念を前にして異色の『たけしの超常現象特番』も消えるのだ」と予言している。

本件に関し、27日、テックインサイト編集部がテレビ朝日広報部に電話で事実確認を行ったところ、番組担当者がすでに休みに入っていること、電話でもメールでもなく質疑応答はFAX文書のみ対応すること、また社内での精査が必要なため回答には時間を要するとの返答であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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