「ブラック・アイド・ピーズ」のタブーがこのほど米メディア『PEOPLE』の取材に応じ、まずは体調不良を自覚した2014年のある日のことを、こう振り返った。
「背中とお腹の痛みから始まったんだ。」
それにつき「インフルエンザの症状ではないか」と考えたタブーは、特に重い病気が隠れているとは思ってもいなかったそうだ。
「そう。それに仕事ですごく忙しくて。だから心配もしていなかったんだ。でもとにかく検査を受けておこうと緊急救命室に向かったのさ。」
そこでいくつかの検査を受けた後、医師団はタブーに対して「精巣がんで、ステージ2です」と宣告。早急に手術を受ける手配をしたという。
「その翌日には手術さ。でもそれは、闘病の始まりにすぎなかったよ。」
タブーは手術後、12週間に及ぶ化学療法を受けることになった。そんな彼を、家族や「ブラック・アイド・ピーズ」のウィル・アイ・アムらがしっかりと支えてくれたという。
「家族やグループのみんなはショックを受けてしまってね。でもウィル・アイ・アムは素晴らしいお医者さんに連絡してくれて、その人が俺の治療方針の決定に力添えしてくれたんだ。まさに時間との闘いだったね。」
しかし闘病中もタブーは音楽活動を続けたとのこと。時には「もうダメだ」と弱気になったが、同じような症状と闘った人々にインスパイアされて力を振り絞ったという。衝撃的ながん宣告から2年以上。今のタブーは「自分の話を人々に聞かせたい」「自分がインスパイアされたように、他の人達のこともインスパイアしたい」と心から願っている。
出典:https://www.instagram.com/bep
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)