SMAPの木村拓哉がパーソナリティーを務めるラジオ番組で「夏を乗り切る洋楽 BEST」を発表した。これは彼がリスナーの要望に答えたもので、BEST3とはいえ敢えて順位をつけずにシチュエーションを変えてぴったりなナンバーを選曲している。
7月15日に放送された『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)で「猛暑をどんな曲で乗り切ったらよいか、夏セレクト・洋楽ベスト3」を選んで欲しいというメールに、木村拓哉が「趣向を変えて、夏の朝・昼・夜に分けて」選んだのは次の3曲だった。
【朝】『ワン・ラブ』(ボブ・マーリー)
朝から体を伸ばしてリラックスする。夏はレゲエが気持ちよい。
【昼】『ソーク・アップ・ザ・サン』(シェリル・クロウ)
やっぱり外に出ていたいし、日差しも気持ちよく浴びたい。海だったらなおさらいいな。
【夜】『ホテル・カリフォルニア』(イーグルス)
暑い一日を過ごして夜を迎えるタイミングにコテコテなサウンドがよい。“今夜は盛り上がっちゃいたい”という相手がいる時はジプシー・キングスによるカバーもおすすめ。
なかでもサーファーの木村拓哉だけにシェリル・クロウの1曲はミュージックビデオもお気に入りのようだ。そこにはシェリル・クロウが海辺でヤシの木をバックにギターを弾き語る姿やサーフィンをするシーンが映り、特にシェリルが滝つぼに飛び込む場面から海へのつながりは拍手ものだと木村は絶賛した。
ちなみに『ワン・ラブ』の歌詞の内容は「ひとつの愛が団結して幸せの為に闘おう」というもので、訳しながら聴いてしまうとリラックスというよりは燃えてきそうだ。また『ホテル・カリフォルニア』はホテルでのミステリアスな夜を歌っているように思えるが、実は「カルフォルニアで起きたゴールドラッシュで夢破れた人々を歌っている」「1969年のウッドストック・フェスティバルに象徴される若者の文化が、ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックスが亡くなりムーブメントが冷めていく時代の喪失感を表現している」など諸説がある。そんなことを考えてしまうとロマンティックな夜とはいかないかもしれない。
出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)