エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「なんでもないけど貴重な人」。木村拓哉が癒される、15年来の友人“なかじぃ”とは?

SMAPの木村拓哉が、ラジオ番組で海を好きになったきっかけでもある大切な友人の存在を明かした。だが、その出会いは木村拓哉が恐れて姿を隠すほど強烈なものだったという。

国民的アイドルグループSMAPがまだ、今ほどの人気はなかった頃だ。すでにサーフィンを趣味としていた木村拓哉が、海である人物と出会ったのである。

それからおよそ15年が経過した今年、12月21日に放送されたラジオ番組『ニチイEveryday Thanks』(TOKYO FM)に出演した木村拓哉が、その友人“なかじぃ”について語った。

木村拓哉は「まだサーフィンを始めたての頃」だと当時を振り返った。彼がサーフィンを『今日も頑張るぞ』と気合いを入れた時にひとりの男が「ウォーイ! 一緒に入ろうよ!」と声をかけてきたのだ。彼の第一印象を木村は「タチが悪そうで髪の毛が潮焼けして『どうやったらその色になるの?』っていう感じだった」と話す。

その男がサーフボードを取りに戻った時に、木村は「“このタイミングしかない”と逃げるように違う場所に行った」と明かした。それほどその男は怖い雰囲気を持っていたのである。

ところが、1週間後に木村がサーフィンをしているとまたその男がやってきて「この間、バックレたでしょ!」と話しかけてきた。木村は「そんなことは無い」としらばくれたのだ。

すると男からは意外な言葉が返ってきた。「俺は全部分かってるから。俺に気を遣わないで」と彼は言ったのである。アイドル木村拓哉が何を考えて海に来ているか、彼はその心の内を分かってくれたのだ。木村は彼のことを“なかじぃ”と呼んでそれ以来15年間、家族ぐるみで付き合っている。

“なかじぃ”について木村拓哉は、「なんでもないけど、ものすごく貴重な存在」と表現する。彼のような人々が海には大勢いるというのだ。「テレビやコンサートで気になることがあっても、海に入った瞬間になんでもなくなる」と話す木村拓哉は、海こそがリラックスできる場だとその仲間に感謝していた。

歌だけでなくバラエティ番組の企画であっても、木村拓哉は全力で向かい成功させる負けず嫌いな性格で知られる。それだけに彼が感じるプレッシャーやストレスは想像以上に大きいはずだ。そんな彼を助けてくれるのが海の仲間の存在だったのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)